シクラメンの再移植2022年11月01日 11:45



 昨年の春に、2株のガーデンシクラメンを夏越しさせようと、庭の南側の日向から東側の半日蔭に移した。その後、ほとんど手入れをしなかったが、二度の夏を無事乗り切り、まだ枯れずにいる。
 本家のシクラメンは地植えが難しく、室内に置いて繊細な管理が必要な鉢花だけど、本家を改良したガーデンシクラメンは、相当丈夫だと知った。

 しかし、大半が日陰となる移植場所のせいもあろう、1年半経ち、太陽が大好きなガーデンシクラメンは、やはり葉を減らし花も咲かなくなった。
 このため、もう一度南側の日向に移すことにした。ただし、今回はこの南側で来年の夏を越させる予定だから、午前中はしっかり陽が当たり、午後からは陰となって、特に西日が避けられるような場所を選んでみた。

 上手く行くかどうか、もう一度シクラメンの花に挑戦である。

金木犀の花2022年10月18日 12:25



 金木犀の花が初めて咲いた。
 三年ほど前、庭らしきものを造り始めたとき、一番最初に植えたものだ。

 もともと樹高1m足らずの幼い木で、数年は花を見ることができないと覚悟して、しっかり育てるつもりでいた。
 しかし、贖った幼木は極めてひ弱で病気がち。背は少し伸びても小指ほどの太さの幹は全然生長しない。一時は葉がほとんど無くなってしまった。

 今年は、春先に新芽が多く吹き、快復の兆しだと安堵したが、すぐにその葉は黄変し、夏前にはやはり上部を残して、大部分が落葉してしまった。
 素人判断で薬剤を散布したり、活性剤を与えたり、土を漉き込んだり、手入れはしたものの、肝心の原因がよく分からない。
 このまま枯れてしまうのではないかと心配した。昨年は、剪定が良くなかったのか、モミジを枯らしてしまった。それに続くような嫌な予感もあった。

 ところが、先週、気が付いたら残った上部の葉の周辺に花芽がついていた。思いもかけないことだった。
 時期的には少し遅いようだが、いま開花を迎え少ない花数ながら強い芳香を放っている。 姿形はあいかわらず頼りないし、樹勢が衰えると花が咲くともいう。それでも束の間の香りを楽しんでいる。

 この先、持ち直して順調に育ってくれると嬉しい。期待と不安とが半々である。

下草2022年05月08日 15:08



 金木犀(キンモクセイ)の足元に幾種かの下草が植えてある。奥に五色南天(ゴシキナンテン・別名お多福南天)が3株、その左右に富貴草(フッキソウ)と吉祥草(キチジョウソウ)。富貴草の手前に初雪葛(ハツユキカズラ)、吉祥草の手前に白竜(ハクリュウ)。そして、正面に大崖石榴(オオイタビ)とリシマキア(別名オーレア)、さらには、藪柑子(ヤブコウジ・別名十両)である。いかにも、名前だけでも縁起がよさそうな下草が元気よく集まっている。

 大崖石榴(オオイタビ)とは聞きなれないが、フィカス・プミラという名で知られる観葉植物と同じ。園芸品種のサニーホワイトは班入りの小さな丸い葉を沢山茂らせ、100均でも扱うくらい広く流通している。フィカス・プミラとは名前からして洋物風だが、実際は仰々しい和名を持つ日本各地に自生する常緑のツタである。手持ちのオオイタビの葉は班入りではなく緑一色の原種に近いもので、さまざまな下草の中にあっても落ち着いた雰囲気で収まっている。ただ、このオオイタビ、幼木のうちは繊細な観葉植物そのものだが、古株になると葉も大きく別の植物かと思われるほどに成長するらしい。登攀力が強くボリュームも出てくるため、こまめに刈り込んで小さく仕立てるなど、ちょっと注意をしなければならないようだ。

 いま、リシマキアの黄色い花が咲き出している。リシマキアも種類豊富なサクラソウ科の観葉植物。植えたミッドナイトサンという品種は、銅葉がシックで黄色い花との対比が美しい。毎年リシマキアは匍匐しながら領土を広げている。主にオオイタビとの陣地争いで、今のところリシマキアのほうが優勢だ。富貴草もようやく花を付けはじめた。吉祥草に花を咲かせると縁起がいいと言われるが、これは残念ながらまだ花を見ていない。

 肝心の主人公である金木犀は、いつまでたってもひょろひょろと頼りない。もともと1m足らずの幼木だったうえ葉が病気がちでなかなか順調に生長してくれない。下草たちの勢いを少し分けて貰うといいのに。

山法師(ヤマボウシ)2022年04月12日 08:20



 植えて3年ほど経った小さな山法師をこの2月に移植した。植え替えの適期ではあったが、少々荒っぽく扱ったから上手くいったかどうか不安だった。
 今年の春は、どういうわけか樹々の花や新芽が旺盛で、沈丁花や海棠、満天星はよく花が開き、金木犀や月桂樹、五色南天はよく新芽をつけた。
 そのなかで山法師は沈黙したまま。
 もともと芽吹きの遅い樹ではあるものの随分心配した。ようやく今朝、2、3箇所の見るからに固い冬芽の殻が破れ、柔らかな緑の葉が顔を出した。よく見ると他の芽も灰褐色から薄く黄色に変化している。これから次々と緑葉になってくれるだろう。
 まずは一安心である。しかし、根が傷んでいることは確かで、この先とくに1年は十分用心しなくてはならない。
 花が咲くのは樹がもっと大きくなってからと思うが、名前通りの、僧侶の頭に白い頭巾をかぶったような山法師の花を見たいものだ。

<ヤマボウシ>
 ミズキ科の落葉高木、日本では山地において普通に自生する。アメリカ産の「ハナミズキ」は近縁種。最近では常緑の「ホンコンエンシス」や「ヒマラヤエンシス」なども庭木として流通している。
 落葉の「ヤマボウシ」は、日本の気候風土に合うので育てやすい。明るい新緑、清楚な花、果実、紅葉など四季折々の姿を見せてくれる。放任しても成長が遅く自然に樹形が整う。ただ、樹高は10mにもなるから一定の高さで芯止めする必要がある。

確定申告2022年02月16日 13:39



 今日から確定申告書の受付がはじまった。
 嫌なことは早めに片付けようということで、朝から下書きを精査しつつ清書し、午前中に税務署まで持参した。

 以前は車で行っていたが、駐車場が狭いところに車が殺到して、駐車待ちで30分も40分もかかってしまう。だから、ここ数年は電車と徒歩である。
 2つの最寄り駅から税務署まで、いずれも15分くらい歩く。今日は散歩日和で陽が注ぎ暖かい。歩道と車道との間には植込みがあって五色南天が真っ赤に色づいている。住居の生垣には椿か山茶花の花が盛りである(いまだにぱっと見で判別できない)。
 そろそろ自分のところも寒肥を施し剪定をするなど、手入れしなければいけないな、とボンヤリ歩いているうちに目的地に着いた。

 コロナ禍のせいだろう、昨年と同様、申告する人は疎ら。受付は5つの窓口があって待ち時間ゼロ、終了まで数分で済んだ。
 考えるまでもなく既にe-Taxがあるのだから、暇材かけてわざわざ持参する必要はない。次回からe-Taxを検討してみよう。