2024/10/27 齋藤栄一×水響 「スター・ウォーズ」とエルガー2024年10月27日 17:48



水星交響楽団 第68回 定期演奏会

日時:2024年10月27日(日) 13:15 開演
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
指揮:齋藤 栄一
共演:合唱/オルフ祝祭合唱団
演目:アルフレッド・ニューマン/
     20世紀FOXファンファーレ
   ジョン・ウィリアムズ/映画「スター・ウォーズ」
     1.メイン・タイトル
     2.ジェダイへの階段〜フィナーレ
     3.運命の闘い
     4.アクロス・ザ・スターズ
     5.英雄たちの戦い
     6.ヨーダのテーマ
     7.酒場のバンド
     8.ハンソロとレイア姫
     9.最後の戦い
     10.王座の間とエンド・タイトル
   エドワード・エルガー/交響曲第1番
             変イ長調作品55


 今年の4月にも太田弦×東響で映画「スター・ウォーズ」の音楽をたっぷり聴いたが、今日はアマオケが挑戦。
 やはりアルフレッド・ニューマンによる「20世紀FOXファンファーレ」で開始され、お馴染みの「メイン・タイトル」が続く。エピソードⅦの「フィナーレ」をはさみ、「運命の闘い」「アクロス・ザ・スターズ」「英雄たちの戦い」の3曲は4月のときと並びが同じ、合唱も加わった。次いで間奏曲的に「ヨーダのテーマ」と「酒場のバンド」を演奏した。「酒場のバンド」は舞台下手に数名のバンドを編成し指揮者とオケは休み。後半は「ハンソロとレイア姫」のあとエピソードⅣの「最後の戦い」と「王座の間とエンド・タイトル」で終えた。
 「スター・ウォーズ」を改めて聴くとホルストの「惑星」の残骸があちこちみつかる。ワーグナーのライトモティーフも大きな影響を及ぼしている。オケはコントラバスが11と壮観。齋藤栄一は水響の常任指揮者というからお互い気心が知れている。熱演だった。

 エルガーの交響曲を実演で聴くのは初めて。「第1番」は演奏するに1時間近くを要する堂々たる交響曲。
 第1楽章の最初のテーマが循環主題として全曲にわたって登場する。第2楽章の活発なスケルツォを経て、第3楽章のアダージョが美しい。最終楽章のクライマックスはさすが「威風堂々」を書いた作曲家の作品である。
 齋藤栄一×水響は全体に重厚でありつつ緩徐楽章では繊細なエルガーを聴かせてくれた。

コメント

トラックバック