しもやけ2022年03月01日 07:05



 この冬の半ば以降、ずっと「しもやけ」に悩まされてきた。
 手? 足? いや、耳に、である。

 たしかに、耳は他人様より大きいかも知れない。外側にも張り出している。表面積が広く寒風に晒されやすいとはいえる。
 しかし、長いあいだ生きてきたが、耳に「しもやけ」なんてことは初めて。温暖化などと好い加減なことを言うものじゃない。この耳を見よ! むしろ寒冷化しているではないか。
 それとも、歳でよほど血行が悪くなっているのだろうか。手足じゃなくて耳の血行が。そういえば脳の働きもますます鈍い。身体の上部に血液が廻りづらくなっている。

 耳輪や耳朶など所々かさぶた状態である。耳が熱を持つせいで顔までポッポと火照る。
 先日、慢性疾患で通っている病院の先生に、「ひどいね、顔に塗るクリームでいいから耳につけてください」と言われた。
 床屋へ行ったら、「オートバイに乗っているの? 痛痒いですよね」と言う。まさか、オートバイに乗る年齢でもなかろうに。
 まぁ、同情されるのは悪い気持ちでない、ありがたく受け取っておいた。

 ここ数日はずいぶん気温が上がって暖かくなっている。風も穏やかで、心持ち痛痒さも薄れてきた。
 もう3月、春の入り口である。沈丁花も綻びだした。この調子であれば「しもやけ」の完全治癒まで、そんなに日数はかからないだろう。
 このあと、2カ月先のGW明けに向けて、こんどは花粉症の対策で忙しくなる。