N響の来期プログラム ― 2022年03月27日 12:00
NHK交響楽団の来シーズンの詳細が発表されていた。シーズン開始は9月。NHKホールの改修も終わり、A・Cプログラムは古巣に戻る。
Aプロは定期公演らしいプログラム、Bプロは名曲中心、Cプロは途中休憩なし60~80分の短時間公演といった色分け。
https://www.nhkso.or.jp/data/2022_23_programs.pdf
来期からファビオ・ルイージが首席指揮者に就任し、パーヴォ・ヤルヴィは名誉指揮者となる。そのルイージは、ほぼ秋、冬、春の各季節に登場、パーヴォは春に来日する。
ルイージの9月就任公演はAプロがヴェルディの「レクイエム」、Bプロがブラームスの「交響曲第2番」、CプロがR・シュトラウス特集である。
ほかの海外指揮者勢としては、ブロムシュテット、スラットキン、ソヒエフ、フルシャ、ノセダと豪華。邦人指揮者はAプロのみで井上道義、尾高忠明、下野竜也の3人。
ソヒエフは、ウクライナ問題で次のような悲痛なメッセージを発している。
「愛するロシアの音楽家たちと愛するフランスの音楽家たちのどちらかを選ぶという不可能な選択を迫られたことから、私はモスクワのボリショイ劇場とトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽監督の職を即刻辞任することにしました。この決断は、私がボリショイ劇場や トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽家たちと知り合うことができてとても幸運であったということをお伝えするためのものです。」
全文は以下の通り。
https://www.kajimotomusic.com/news/2022-03-07/
3年ぶりとなる2023年1月、ソヒエフが予定通り来日できることを祈りたい。