東響の来期プログラム2021年11月24日 14:03



 ようやく東京交響楽団の来期(2022/4~2023/3)プログラムが発表された。
 サントリーホールでの東京定期(10公演)、ミューザ川崎の川崎定期(5公演)、オペラシティホールにおけるオペラシティシリーズ(6公演)、それにミューザ川崎が主催する名曲全集(10公演)の計4シリーズ31公演である。

https://tokyosymphony.jp/common/tso/images/pdf/2022pamphlet.pdf
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/performance/2022/114.php

 音楽監督のノットは、ウォルトン「ペルシャザールの饗宴」、マーラー「交響曲5番」、ショスタコーヴィチ「交響曲4番」、ブルックナー「交響曲2番」といった大曲に、シェーンベルクをはじめとする新ウィーン学派の音楽などを組み合わせる。

 シリーズ別にみると、東京定期にはアンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督マティアス・ピンチャーやイオン・マリン、アジス・ショハキモフなどが登場する。
 川崎定期には、フランスのリオネル・ブランギエが再登板し、ラヴェルや「火の鳥」を演奏する。ブランギエはオペラシティでも同一演目を聴かせる。
 オペラシティの注目は、前監督のユーベル・スダーン。ブラームスの「ドッペルコンチェルト」とシューマンの「ライン」は面白そうだ。
 川崎の名曲全集では、正指揮者の原田慶太楼が全プログラムを吉松隆で埋める。川瀬賢太郎の「幻想交響曲」、藤岡幸夫のフォーレ「レクイエム」も楽しみだ。

 2021-2022と同様、川崎定期の会員を継続し、東京定期、オペラシティ、名曲全集の各シリーズをピックアップして聴くことになりそうだ。
 これで、来期プログラムがまだ発表されていない首都圏オーケストラは、読響、シティフィルと、来年楽団名を変更するパシフィックフィルハーモニア東京(東京ニューシティ管弦楽団)の3団体か。

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