都響の来年度以降の指揮者体制2025年09月26日 16:19



 東京都交響楽団の2026年以降の指揮者体制について発表があった。

https://www.tmso.or.jp/j/news/35144/

 音楽監督の大野和士は2026年3月の任期満了をもって音楽監督を退任し、その後2年間は芸術顧問に就任、2028年度からは桂冠指揮者を務める。
 2026年度からはペッカ・クーシストがアーティスト・イン・レジデンスを務め、2028年4月に首席指揮者に就任する。つまり、次期の都響指揮者陣を代表するのはペッカ・クーシストということになる。

 首席客演指揮者アラン・ギルバートは2026年度から特別客演指揮者/ミュージック・パートナーとして都響との関係を維持する。2026年度からの首席客演指揮者には新たにダニエーレ・ルスティオーニが就任する。
 小泉和裕は引き続き終身名誉指揮者を、エリアフ・インバルは引き続き桂冠指揮者を務める。

 ペッカ・クーシストはフィンランド出身のヴァイオリニスト・指揮者・作曲家で48歳。ノルウェー室内管弦楽団の芸術監督、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を務めている。
 アラン・ギルバートとダニエーレ・ルスティオーニはいずれもヨーロッパで複数の主要ポストに就いており、都響における監督兼務は難しかったようだ。

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