川瀬賢太郎が名フィルの次期音楽監督に就任2022年07月08日 15:50



 名古屋フィルハーモニー交響楽団の小泉和裕が、任期満了のため2023年3月末をもって音楽監督を退任し、2023年4月からは、正指揮者を務める川瀬賢太郎が、新たに第6代音楽監督に就任すると発表された。任期は3年。
 小泉和裕は、名誉音楽監督に就任する。

 https://www.nagoya-phil.or.jp/news/news_2022_07_01_100050

 名フィルのHPをみると、歴代の音楽監督は、岩城宏之―森正―外山雄三―小林研一郎―小泉和裕となっている。たしか、モーシェ・アツモン、飯守泰次郎、高関健、沼尻竜典、ティエリー・フィッシャー、マーティン・ブラビンズなども一時名フィルを指導していたと思うが、これは監督ではなくて常任指揮者ということだったのだろう。

 ともあれ、若き川瀬の音楽監督就任は目出度い。
 川瀬は、神奈川フィルを退任したあと、OEKの常任客演指揮者、名フィルの正指揮者、札響の正指揮者のポストが決まっていたものの、それぞれのオケは手兵というわけでない。40歳手前、指揮者として成熟していく大切な時期であり、自分のオケと共に考え、切磋琢磨する機会が失われてしまうことを残念に思っていた。
 しかし、今度こそ重責の音楽監督である。名指揮者への道を着実に歩んでほしい。

 名フィルはここから遠いけど、応援団としては、いつの日か川瀬×名フィルの演奏を聴きに行きたいと願っている。

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