花壇の水仙2021年02月17日 07:36

 

 小さな花壇がある。レンガ風仕立てのブロックプランターで設えてある。
 あらかじめ正方形と長方形に成型され、底が開いていて庭の土と一体になる。ただ置くだけで花壇ができるという優れものだ。
 この正方形(23×23cm)のものを2個並べ、別に長方形(15×30cm)のものを2個並べてある。いずれもちょっとした植木鉢くらいの大きさで、寄せ植え風にしようと思っても、3号ポット(直径9cm)なら3、4個しか入らない。
 春には美女桜、カッコウアザミ、日々草を、夏には鶏頭、ベゴニア、ブルーサルビアを、秋にはマリーゴールド、エキザカム、友禅菊を、そして、この冬にはガーデンシクラメン、ビオラ、パンジーなどを植えてきた。
 ところが、ここへきて育てやすいといわれるビオラ、パンジーを枯らしてしまった。では、一度球根に挑戦しようということで、芽出し球根の水仙に植え替えた。白い花の日本水仙と、黄色い花のミニ水仙で品種はテタテートという。
 テタテートは、1本の茎に幾つかの花をつける日本水仙とは異なり、1本の茎にひとつの花しかつけないが、群生すると花と花が頭を寄せ合うように見えることから、「Tete a tete」(頭と頭=古フランス語)と名付けられたらしい。
 二種類とも植えてすぐに花が咲き出した。黄色いテタテートは匂わない。白い日本水仙はいい香りがする。冬から早春にかけての風物、水仙のお目見えである。

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