東響の来期プログラム2025年10月07日 20:21



 2026年に東京交響楽団は創立80周年を迎え、新たに第4代音楽監督としてロレンツォ・ヴィオッティが就任する。その記念すべき2026/27シーズンのプログラムが発表された。

https://tokyosymphony.jp/news/58423/

 ヴィオッティは、7プログラム・11公演を指揮する。2026年5月の音楽監督披露記念公演では、ベートーヴェンとマーラーの、ともに「交響曲第1番」を演奏する。9月には楽団創立80周年記念公演として、「ヨハネの黙示録」を題材としたオラトリオであるフランツ・シュミットの「七つの封印の書」を上演する。
 海外の指揮者としてはパブロ・エラス=カサド、オスモ・ヴァンスカ、ピエール・ブリューズなどが客演する。邦人指揮者としては東京定期に沖澤のどか、下野竜也が、川崎定期に出口大地、小林資典などが出演する。名曲全集には熊倉優、大井駿、喜古恵理香といった若手指揮者が登壇する。楽しみにしたい。

 いつものように川崎定期の会員を継続し、名曲全集の中から選択する予定だが、来期は東京定期のみの魅力的な公演があり、東京定期からも幾つか選ぶ必要がありそうだ。幸いにして例年に比べ東響と神奈川フィルとの日程の重複が少ないため、両楽団との調整では余り悩まなくて済みそうだ。