N響の来期プログラム2023年01月14日 16:34



 NHK交響楽団のシーズン開始は9月からで、来年8月まで(ただし3,7,8月は休み)のプログラムが発表された。
 NHKホールのAとCプロ、サントリーホールのBプロ、それぞれ9演目である。

 https://www.nhkso.or.jp/news/23-24_programs.pdf

 首席指揮者として2シーズン目を迎えるルイージは9月、12月、5月に登場。9月には「ニーベルングの指環」を、12月には第2000回定期公演として「一千人の交響曲」を、5月には「ローマ三部作」などを振る。
 95歳の桂冠名誉指揮者ブロムシュテットは10月に来日し、ブルックナーの「交響曲第5番」、アンスネスとの「皇帝」、シベリウスの「交響曲第2番」など、3プログラム6公演を指揮する。
 11月にはロシアの長老フェドセーエフが久しぶりに客演する。フェドセーエフもすでに90歳だ。演目は「眠りの森の美女」の組曲をはじめ小品を幾つか。同じロシア出身のソヒエフは、来年の1月に「エロイカ」や、得意のフランス物、ロシア物を聴かせる。
 ほかに、海外指揮者としては、エッシェンバッハ、ヤノフスキ、サラステなどを招聘。邦人指揮者では、井上道義の2月公演「バビ・ヤール」が一番の注目だろう。井上がお気に入りのエフゲニー・スタヴィンスキーが共演し、スウェーデンのオルフェイ・ドレンガル男声合唱団が参加する。

 毎年、N響の指揮者陣、プログラムは魅力的だが、何をおいても聴きに行こう、という気分になかなかなれない。来シーズンも1度か2度くらいになりそうだ。

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