圓融寺2022年06月02日 16:49



 散歩するには、厳しい季節になりつつある。雨模様が続き、湿気も多く蒸し暑い。

 それでも今日は比較的天候に恵まれていたので、目黒区の学芸大学駅へ行ったついでに、圓融寺まで足をのばした。
 学芸大学駅で用事を済ませ、昼、蕎麦を食べてから、碑文谷の圓融寺に向かった。

 経王山文殊院圓融寺、平安時代創建と伝えられる天台宗の古刹、閑静な住宅街の中にあって立派な寺である。
 東門より参詣すると、まずは阿弥陀堂がそびえている、これは昭和の建立。次いで、室町時代とされる重文の釈迦堂をみて、隣接する墓地を一巡りした。渡哲也、西城秀樹の墓がある。境内はサツキかツツジか、まだまだ花が盛りで見事なり。そのあと、仁王門、山門をくぐって西小山駅まで歩いた。これで歩数にして約1万歩。

 今回は立ち寄ることができなかったが、林試の森公園、目黒不動尊龍泉寺なども徒歩圏にある、散歩コースとしてお勧めである。

確定申告2022年02月16日 13:39



 今日から確定申告書の受付がはじまった。
 嫌なことは早めに片付けようということで、朝から下書きを精査しつつ清書し、午前中に税務署まで持参した。

 以前は車で行っていたが、駐車場が狭いところに車が殺到して、駐車待ちで30分も40分もかかってしまう。だから、ここ数年は電車と徒歩である。
 2つの最寄り駅から税務署まで、いずれも15分くらい歩く。今日は散歩日和で陽が注ぎ暖かい。歩道と車道との間には植込みがあって五色南天が真っ赤に色づいている。住居の生垣には椿か山茶花の花が盛りである(いまだにぱっと見で判別できない)。
 そろそろ自分のところも寒肥を施し剪定をするなど、手入れしなければいけないな、とボンヤリ歩いているうちに目的地に着いた。

 コロナ禍のせいだろう、昨年と同様、申告する人は疎ら。受付は5つの窓口があって待ち時間ゼロ、終了まで数分で済んだ。
 考えるまでもなく既にe-Taxがあるのだから、暇材かけてわざわざ持参する必要はない。次回からe-Taxを検討してみよう。

根岸森林公園と根岸競馬記念公苑2022年02月09日 18:06



 横浜にある根岸森林公園へ行くには、JR京浜東北根岸線の根岸駅か山手駅から歩く。地図でみると僅かながら山手駅の方が近そうなので、山手駅を利用することに決めた。

 途中、けっこう道が入り組んでいる。簡単な地図を用意したが迷子になった。所要時間10分のはずが、倍の20分経っても着かない。どんどん道は細くなる。
 地図を見ながら目的地をめざすのは諦め、スマホのgoogleナビに頼ることにした。位置情報をonにしてナビに任せた。狭い階段道や急坂を案内されたが、5,6分で連れて行ってくれた。振り返ると、とても自分の力では見つけられない道、さすがgoogle先生である。

 根岸森林公園は、根岸競馬場の跡地に整備された公園。
 根岸競馬場は幕末に開設された日本初の洋式競馬場で、居留地住民のためのものだった。その後は日本政府の欧化政策の舞台としても利用された。天皇賞や皐月賞など大レース発祥の地でもある。
 大東亜戦争が開戦すると軍港が一望できるということで海軍省が接収、閉場となった。
 敗戦後は競馬場の復活を試みたものの、様々な障害のため再開を断念。結局、横浜市が根岸森林公園として整備し、併せて日本中央競馬会によって根岸競馬記念公苑が設けられた。

 根岸競馬記念公苑のなかには馬の博物館がある。入館料100円なので見学することに。根岸競馬場の歴史を写真と解説文で克明に辿ることができる。テーマ展もあって、今は「武者絵の世界 ――人も馬も大あばれ――」などが開催中である。
 「武者絵の世界」は、源平合戦や戦国時代、遠く中国の『三国志演義』や『水滸伝』から、馬が大活躍する場面を切り取った歌川国芳や国安の浮世絵版画が展示されている。

 隣接する根岸森林公園は広大で芝生が敷き詰められ、散策するには気持ち良さそうだが、十分な時間が必要だ。午後から出かけてきて、馬の博物館で時間を費やしたら余裕がなくなった。桜の季節などに改めて訪れたい。

 帰りは最初からgoogleナビ頼り。来る時とは全く違う道を案内された。やはり裏道で下り坂ではあったが、きっちり10分で山手駅に着いた。さすが先生である。

北鎌倉2022年02月04日 19:46



 食事を目的に、北鎌倉を再訪した。先月の昼食が大満足で、同じ食事処へ。
 前回はほぼ満席だったが、今日はわれわれ一組だけ。コロナ対策のせいでキャンセルが相次いでいるとのこと、客が全く取れない日は休みにしているという。ここは電話予約が必要で、予め客の状況が把握できるからだ。そういえば事前に電話をかけたとき、2,3日繋がらなかった。店自体を閉めていたわけだ。
 しかし、「蔓延防止措置」が実施されているからといって、キャンセルをするほどのことだろうか。飲んで騒ぐような場所ではない。家族あるいは友人同士で静かに語らい、食事をするだけだ。もともとはこういった防止措置を講ずる行政の判断に疑問があるが、国民の側もあまりに過剰反応ではないかという気がする。
 数日前にはイギリスに続いてデンマークがコロナ規制を撤廃したという。規制の効果が期待できないからだ。歴史を繙けば感染症のパンデミックは人の手で解決されたことはない。自然終息を待つしかない。今回は過大に人為的な介入をしている。将来へ禍根を残さなければいいと、むしろそちらのほうを心配する。

 昼食はゆっくりと2時間くらいかけて提供してくれた。やはり美味しい。
 食べ終わったあと東慶寺と円覚寺を参拝した。
 今の時期、花の寺である東慶寺の庭は寂しい、水仙の花と梅が数輪咲いている程度で、蝋梅はもう終わっていた。本堂は解放されていてご本尊をお参りすることができた。
 梅の花は、円覚寺のほうが良く咲いていた。円覚寺は、北条時宗が元寇での戦没者追悼のために創建し、自ら招いた無学祖元を開山とした。今日4日はその開基北条時宗の月命日だという。佛日庵の門柱にひっそりと案内がしてあった。
 時宗は10代で執権となり、2度の蒙古襲来を撃退し、30歳そこそこで亡くなる。無学祖元は元寇を予知し、時宗に「莫煩悩」と諭した。円覚寺はその子弟所縁の寺である。

川崎大師2022年01月23日 16:47



 道の両側の、咳止め飴、久寿餅、おかき、煎餅などを売っている店を眺めつつ、駅から10分ほど歩き、川崎大師に参詣した。
 正式には金剛山金乗院平間寺という。本尊が厄除弘法大師さまで、もろもろの災厄をことごとく消除する、霊験あらたかな仏さまとして篤い信仰を集めている。
 以前、正月のとき人人人で大変な目にあった。で、その後は横着して少し遅らせてお参りすることにしている。
 それでも、この時期1月はたいそうな人出で、昨年もそうであったが、護摩祈祷の本堂のなかは人でびっしり、足の踏み場さえない。「密を避けてください」という綺麗ごとのアナウンスもない。悪鬼など加持祈祷によって逃散するのだろう。
 おみくじを引く男女や、献香所の人だかり、屋台で焼きそばやベビーカステラを買い求める家族連れなど、平間寺では、たしかに全員マスク着用ではあるけれど、数年前とほとんど変わらない日常が広がっていた。