神奈川フィルの来期プログラム ― 2024年09月12日 13:28
昨日、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の来期(2025/4~2026/3)コンサートスケジュールについて記者会見があった。例年より1カ月くらい早い発表である。
https://www.kanaphil.or.jp/news/783/
神奈川県民ホールが休館となるため全3回の「ミューザ川崎シリーズ」を新設し、全9回の「みなとみらいシリーズ定期演奏会」と、全4回の「音楽堂シリーズ」の計3シリーズが公演の柱となる。
音楽監督就任4年目となる沼尻竜典は任期を28年末まで3年延長する。メインの「みなとみらいシリーズ定期演奏会」においては、シーズンの幕開けとなる2025年4月にショスタコーヴィチの「チェロ協奏曲」と「交響曲第12番」を、10月にブルックナーの「交響曲第8番」を、2026年2月にレスピーギの「ローマ三部作」を披露する。
客演陣では昨年初共演して好評だったゲオルク・フリッチュが再びブラームスを、シュテファン・ヴラダーがモーツァルトを、クレメンス・シュルトがリストなどを振る。邦人では常連の大植英次と新参の松本宗利音、それに特別客演指揮者の小泉和裕が登場する。
今年度「みなとみらいシリーズ定期演奏会」については、定期演奏会のなかから幾つかを選択するセレクト会員に変更した。来期はプログラムが魅力的でシリーズ会員に復帰しようかと考えている。問題はまだ来期スケジュールの発表がない東京交響楽団との重複だが、何公演か振り替え対応すれば日程調整はできるだろう。