プリンター2021年01月30日 08:55



 年末の年賀状を刷るという、プリンターにとっては最大の役目を果たしたあと、年明けにまた働いてもらおうとしたら、「インク吸収体が満杯に近づきました」と表示された。何これ!
 調べてみると「インク吸収体」とは、印刷時やクリーニング時に使用したインクカスを吸い取るためプリンター内に用意されているスポンジのようなものらしい。その交換が必要となり、自分で取り替えることはできず、メーカーの修理窓口に依頼しなければならない。このあと「インク吸収体が満杯になりました」となると、プリンターは完全に使えなくなる。
 ようは寿命ということだろう。Canonのip2200という10年以上も前の機種、よくぞ頑張った。部品も多分もう無い。何より本体そのものが最下位機種で安かった、仮に修理できたとしても修理費のほうが高くつく。
 で、急遽、新しいプリンターを探すことにした。買い物は信条として安物買い。安かろう悪かろう、であっても安いものを買う。
 プリンターは、過去EPSONを2、3台使った後、このCanonに替えている。ip2200を気に入っていたから、今回もCanonから選ぶことにした。
 価格.Comで物色する。当初、最下位機種のTS203が5,000円を切っていたので、これに決めかかっていたのだが、納入待ちで即納が難しい。とにかく早く手に入れる必要があったから、いったん最安値から宗旨替えをし、TS3330にランクアップした。これでも6,000円、充分安い。大容量サイズの替えインク代並みだ。
 インク代が高いのはプリンター販売のビジネスモデルだから仕方ない。プリンターは、無いと困るが、有っても使うのは年賀状以外に年数回の手紙くらい、使用頻度は微々たるもの。インク代は必要経費の範囲内と考えるべきだろう。
 購入してから知ったのだが、このTS3330はプリンターであるばかりでなく、コピー機にもスキャナーにもなる。複合機である。スキャンはともかく、コピーはわざわざコンビニまで行っていたことを思えば助かる。
 パソコンやスマホとはwi-fi接続が可能、印刷品質にも印刷速度にも不満はない。印刷音も小さくなった、快適である。
 安価でも時々はいい買い物ができる。