冬の紅葉 ― 2024年12月16日 16:17
好い天気が続いている。近辺は12月になってからが紅葉の見頃である。
2株植えてある「ドウダンツツジ」が殊のほか見事に色づいた。4、5年経ってようやくここの土に馴染んだようだ。
昔、地方に住んでいたとき玉仕立てにした「ドウダンツツジ」を育てていたが、11月には綺麗に紅葉していた。土地や気象、気温の按配などで差がでるのだろう。
いまの2株は放任しっぱなしの自然樹形だけど、それほど見苦しくない。このまま生長を見守っていくつもりだ。
いつも旺盛な「五色南天」も上部が赤く染まってきた。これまで肥料を与えすぎたせいか新芽を勢いよく伸ばし、「五色南天」とは名ばかりで冬になってもほとんど全体が緑色のままだった。昨年から栄養過多を少し調整してみたら上手く色づいた。
「山法師」は相変わらず花と実の気配がないものの、だいぶしっかりしてきた。大きめの葉が紅くなるまえに落葉していたものが、今年は深紅の葉をたくさん残して目を楽しませてくれる。
ついでに、根元にある「オキザリス」は太陽に向かって小さな薄紅色の花をつけている。何の手入れもせず放置していても冬のあいだ絶え間なく貴重な花を咲かせる。
残念なのは「出猩々」を枯らしてしまったことだ。地方に居たときにも「モミジ」を駄目にしている。素人の荒っぽい剪定が原因だと思う。紅葉の代表選手を欠くのは惜しい。改めて挑戦してみようか、という気がないわけではないが、しばらくは大人しくしていたほうがよさそうだ。
同じ紅葉といっても色合いも姿形もそれぞれ。もう秋とはいえない冬のひととき、目の保養をさせてもらえるのは有難い。