読響の来期プログラム ― 2023年11月09日 09:42
読響の2024年4月~2025年3月のシーズンプログラムが発表になった。
サントリーホールの定期演奏会と名曲シリーズ、東京芸術劇場での土日マチネシリーズ、みなとみらいホールにおける横浜公演である。なお、東京芸術劇場は24年9月以降、設備更新工事による休館となるため、土日マチネシリーズは24年度下期から東京オペラシティに会場を移す。
https://yomikyo.or.jp/2023/11/2024yomikyo.pdf
常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレは6シーズン目となる。シェーンベルクの「ペレアスとメリザンド」、R.シュトラウスの「ばらの騎士」組曲、ベルクの歌劇「ヴォツェック」(演奏会形式)などを取り上げる。
首席客演指揮者の山田和樹は24年3月に同ポストを退任。4月からはスロヴァキア出身のユライ・ヴァルチュハが首席客演指揮者に就任する。ヴァルチュハはマーラー「交響曲第3番」やチャイコフスキー「悲愴」などを指揮する。
そのほか、クリエイティヴ・パートナーの鈴木優人をはじめ、カンブルラン、小林研一郎、尾高忠明らの常連に加え、チルドレス、ヴィンツォー、エメリャニチェフらフレッシュな指揮者が初登場し、ドヴォルザーク、ブラームス、シューベルトなどの名曲を披露する。
個人的に最大の注目は、ローター・ツァグロゼクのブルックナー「交響曲第5番」への再挑戦。2025年2月に無事来日できるのか、チケットの入手は可能なのか、今からヤキモキしている。