ドリームランド2021年04月22日 14:40



『ドリームランド』
原題:Dreamland
製作:2019年 アメリカ
監督:マイルス・ジョリス=ペイラフィット
脚本:ニコラス・ズワルト
出演:マーゴット・ロビー、フィン・コール、トラヴィス・フィメル

 この映画のヒロイン、マーゴット・ロビーが、ニコラス・ズワルトのオリジナル脚本に惚れ込み、自身の製作会社で映画化を実現させた。プロデュース&主演である。
 監督は、M・ロビーが直接オファーした新進気鋭のマイルス・ジョリス=ペイラフィット、本作が2作目とのこと。

 1930年代、恐慌下のテキサス、空虚感を抱えながら暮らす少年ユージン(F・コール)が、指名手配中の美しき銀行強盗犯アリソン(M・ロビー)に心を奪われる。
 砂嵐に襲われる呪われた土地、子供でも大人でもない17歳の退屈な日々、偶発的に訪れた悪女との出会い、それぞれの過酷な現実からの逃避を夢見る二人。

 映画の最終局面、逃亡中の事件をきっかけとしたM・ロビーとF・コールの息詰まるような演技が見どころ。これにユージンの義父(トラヴィス・フィメル)と義妹(ダービー・キャンプ)が絡みながら切ない幕切れとなる。
 無垢と罪悪、理想と現実、自由と抑圧の対比が、終演後も余韻を残す。