神奈川フィルの来期プログラム2021年10月09日 07:50



 首都圏オーケストラの先陣を切って、神奈川フィルハーモニー管弦楽団が次年度(2022/4~2023/3)の公演速報を発表した。

 https://www.kanaphil.or.jp/news/783/

 2022年4月から沼尻竜典が音楽監督に就任する。その沼尻は4月にブラームスの1番、7月にショスタコーヴィチの8番、1月にサン=サーンスの3番など3公演を指揮する。
 特別客演指揮者の小泉和裕は、11月にオネゲルとベートーヴェン、3月にシューマンとレスピーギという共にちょっと捻った組み合わせ。
 その他の指揮者では阪哲朗がグレイトを、三ツ橋敬子がボロディンの2番、下野竜也がブルックナーの6番を振ってくれる。海外からはロシア出身のダニエル・ライスキン、ドボルジャークの8番などを演奏する。

 とりたてて珍しい演目はないが、1年通して聴いてもいいかな、と思えるプログラム。年度後半は改修後のみなとみらいホールへ戻るため、これも楽しみ。神奈川県立音楽堂でのシリーズは、川口成彦の弾き振りが面白そう。